マイクロソフト系BASICとの相違

グラフィックス

  参照 BASIC入門 曲線とグラフ
          グラフィックスの基本

1.座標
○ 座標系の設定はset window文で行う。
 set window文のパラメータの順序は,左端,右端,下端,上端。
 つまり,x座標の範囲,y座標の範囲 の順に書く。
 SET WINDOW x1,x2,y1,y2 は,
 Quick BASICの WINDOW (x1,y2)-(x2,y1) に相当する。

なお,N88-BASICやCEC-BASICなどと異なり,縦座標の正の向きは上向きが標準。

○ 描画領域の大きさを640×400にしたければ,拡張命令の
 SET BITMAP SIZE 640,400
を実行する。y軸の正の向きが下向きの座標も許すから,
WINDOW (x1,y2)-(x2,y1)  は,
SET WINDOW x1,x2,y1,y2  で置き換え可能。

2.点と線の描画
○ たいていの場合,
  PSET(x,y)を PLOT x,y
  LINE (x1,y1)-(x2,y2)を PLOT x1,y1 ; x2,y2
  LINE -(x,y)を PLOT x,y;
で置き換えると動作する。

○ PLOT LINES: x,y; を実行すると,次にPLOT LINES文を実行したときに,そのPLOT LINES文で指定した点との間が線分で結ばれる。つまり,マイクロソフトBASIC風の書き方をすると,LINE (x,y)- に相当する。
 複数の点を指定して順に折れ線で結ぶとき,最初に実行するPLOT LINES: x,y; は線分を描かない。
したがって,LINE -(x,y) の直前に実行されるPSET文はPLOT文に統合できる。そして,繰り返しの最後に引数を持たないPLOT文を追加する。