マイクロソフト系BASICとの相違

END文

マイクロソフトBASICではEND文の意味は実行を終了させることであるが,JIS Full BASICでは,END文は主プログラムの最後の行を示すために用いられる。

END行以降に書かれるのは,外部副プログラム(EXTERNAL SUB 〜 END SUB),外部関数定義(EXTERNAL FUNCTION 〜 END FUNCTION),外部絵定義(EXTERNAL PICTURE 〜 END PICTURE),モジュール(MODULE 〜 END MODULE)である。
DATA文やGOSUB文から呼び出されるサブルーチンがEND行以降に書かれることはない。

○ DATA文の書き方
DATA文はEND行より手前であればどこに書いてもよい。


10 READ A,B,C
・・・・・・・・・・・
100 END
110 DATA ○,○,○




10 DATA ○,○,○
20 READ A,B,C
・・・・・・・・・・・
100 END




○サブルーチンの使い方


20 GOSUB 100
・・・・・・・・・・・
90 END
100 REM
・・・・・・・・・・・
200 RETURN


20 GOSUB 100
・・・・・・・・・・・
90 STOP
100 REM
・・・・・・・・・・・
200 RETURN
210 END


<注意>GOSUB〜RETURNによるサブルーチンはJISの文法では手続き定義に含まれない。また,gosub文を実行する側(直上のプログラムの20〜90行)をメインルーチンというが,それを主プログラムとは呼ばない。