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静電場の写像変換作画

  静電場の写像変換作画 島村1243 2007/11/10 20:38:09  (修正4回)
  続き 島村1243 2007/11/10 20:40:02  (修正1回)
   └解決しました。 島村1243 2007/11/11 10:18:12  (修正3回)

  静電場の写像変換作画 島村1243 2007/11/10 20:38:09  (修正4回)  ツリーへ

静電場の写像変換作画  返事を書く  ノートメニュー
島村1243 <bjllmpcujp> 2007/11/10 20:38:09 ** この記事は4回修正されてます
2次元座標系において、無限平板導体(厚さ方向から見ると無限長直線に見える)
から距離aの位置に置かれた1個の点電荷によって生じる電位分布は、電気影像法を
使って、z平面のy軸の両側に等距離に置かれた真電荷と影像電荷の2個の電荷が作る
電位を計算することにより求められ、それらの電位の等しい箇所を線で結べば等電位
線が得られますが、この等電位線は、複素数関数を利用した等角写像を利用すると電
位を計算しなくても描ける(そして電気力線も)。

z平面のy軸を無限平板導体と想定した場合に、x軸上(a,j0)[(-a,j0)は影像]の位置に
それぞれ正[負]の点電荷を置いた場合の等電位線は、次の複素関数
w=Log((z-a)/(z+a))、ただし、j=sqr(-1)、z=x+j*y、w=u+j*v
によってz(x軸,y軸)平面からW平面(u軸、v軸)に写像変換すると、w平面上の
u=0,1,2,...(等電位直線)は、z平面の等電位曲線に写像出来る、と言うもの。

上式を変形して
z=(1+exp(w))/(1-exp(w))*(-a)
として下記のプログラムで等電位曲線を描く事が出来ました。

option arithmetic complex
set Window -1,20,-10,10
draw grid
j=sqr(-1)
a=2 !z平面上で電荷を置く座標点設定
for u=0 to 10 step 0.1 !w平面上での等電位線値(パラメータ)の設定
for v=-5 to 1.28 step 0.02
w=u+j*v
z=(1+exp(w))/(1-exp(w))*(-a)
plot lines:Re(z),Im(z);
next
plot lines
next

set line color "red"
for v=-5 to 1.28 step 0.1 !w平面上での等電気力線値(パラメータ)の設定
for u=0 to 10 step 0.02
w=u+j*v
z=(1+exp(w))/(1-exp(w))*(-a)
plot lines:Re(z),Im(z);
next
plot lines
next
end

  続き 島村1243 2007/11/10 20:40:02  (修正1回)  ツリーへ

Re: 静電場の写像変換作画  返事を書く  ノートメニュー
島村1243 <bjllmpcujp> 2007/11/10 20:40:02 ** この記事は1回修正されてます
続き

これを一歩進めて、直角平板(x軸とy軸を平板の厚さ方向から見た軸とする)で挟ま
れた位置(a,a)に点電荷を置いた場合の等電位線と電気力線は、q=sqr(z)の関数を利
用することにより、下記のプログラムで作図できました。

---直角平板の場合の等電位線と電気力線の作図----
option arithmetic complex
set Window -1,10,-1,10
draw grid
j=sqr(-1)
a=2
for u=0 to 10 step 0.4 !等電位値(パラメータ)の設定
for v=-10 to 10 step 0.02
w=u+j*v
z=(1+exp(w))/(1-exp(w))*(-a)
q=sqr(a)*sqr(z)*(1+j)
plot lines:Re(q),Im(q);
next
plot lines
next

set line color "red"
for v=-10 to 10 step 0.4 !等電気力線値(パラメータ)の設定
for u=0 to 10 step 0.02
w=u+j*v
z=(1+exp(w))/(1-exp(w))*(-a)
q=sqr(a)*sqr(z)*(1+j)
plot lines:Re(q),Im(q);
next
plot lines
next
end

以上の作図では電荷のx-y軸上の描画位置が
無限長平板の場合:(a,0)
直角平板の場合:(a,a)
と限定されてしまいます。
これを(a,b)という様に任意位置に設定できる様にするために
z=(1+exp(w))/(1-exp(w))*(-a)+j*b
の様に末尾に虚数を付加すれば、無限長平板の場合は上手くいくのです
が、直角平板の場合はsqr(z)をしているので位置が上記の様にぴったり
なりません。が、とりあえず電荷の位置がずれている場合の作図も出来
きました。
位置を(a,b)と指定出きるようにするための工夫はどのようになるので
しょうか?

   └解決しました。 島村1243 2007/11/11 10:18:12  (修正3回)  ツリーへ

Re: 続き  返事を書く  ノートメニュー
島村1243 <bjllmpcujp> 2007/11/11 10:18:12 ** この記事は3回修正されてます
解決しました。

sqr(z)関数で変換する前の、電荷位置として仮の位置(da,db)を想定してsqr(z)変換
し、更に全体を45度回転させた後の電荷位置が(a,b)になる、と言う条件式からを
(da,db)を求めて解決しました。
また、電気力線がダブって描かれたので、-pi<=v<=piと修正しました。
修正後のプログラムは下記のとおりです。

---直角平板の場合の等電位線と電気力線の作図----
option arithmetic complex
set Window -1,10,-1,10
draw grid
LET j=sqr(-1)
LET a=2 !電荷位置x座標の設定
LET b=2 !電荷位置y座標の設定
LET theta=2*(ATN(b/a)-PI/4)
LET dl=a*a/COS(theta/2+PI/4)/COS(theta/2+PI/4)
LET da=dl*COS(theta)
LET db=dl*SIN(theta)
for u=0 to 10 step 0.1 !等電位値(パラメータ)の設定
for v=-pi to pi step pi/300
LET w=u+j*v
LET z=(1+EXP(w))/(1-EXP(w))*(-da)+j*db
LET q=SQR(z)*EXP(j*PI/4)
plot lines:Re(q),Im(q);
next V
plot lines
next U

set line color "red"
for v=-pi to pi step pi/30 !等電気力線値(パラメータ)の設定
for u=0 to 10 step 0.02
LET w=u+j*v
LET z=(1+EXP(w))/(1-EXP(w))*(-da)+j*db
LET q=SQR(z)*EXP(j*PI/4)
plot lines:Re(q),Im(q);
next U
plot lines
next V
end


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