READ文とDATA文 ☆☆☆

READ
 data文で宣言したデータを変数に代入する。
DATA
 read文で読み込むデータを書く。
 データはコンマで区切って書く。

10 DATA 34,78,13,54
20 READ a,b,c,d

 data文に書くことができるのは,定数のみである。
つまり,read分の実行時に計算させることはできない。
例 次のプログラムは翻訳時に文法誤りになる。

10 DATA 1/2, SQR(3)/2
20 READ x,y
30 END


 文字列変数に読ませたいデータは引用符でくくって書くのが原則。

10 DATA "山田",168
20 READ N$,L

 DATA文では,文字列定数を" "で括らなくてもよいことがある。
  (詳しいことはJISを見てください。)

10 DATA "I am a boy." , ABC
20 READ A$,B$
30 PRINT A$,B$
40 END


RESTORE
 READ文が最初のデータから読み込むようにする。
 DATAを2回以上読ませたいときに使う。

RESTORE 行番号
 READ文が指定された行番号から読み込みを開始するようにする。


<補足>
DATA文の有効範囲はプログラム単位
プログラム単位内に書かれた全データ要素で一連のデータリストをなす。
READ文はそのデータリストを最初から順に読む。
データリストはプログラム単位ごとに独立していて,他プログラム単位のデータを読むことはできない。
DATA文はプログラム単位の内部にしか書けない。たとえば,DATA行をEND行に続けて書くのは文法誤り。