select構文(select-case区) ☆

 SELECT CASE行に書かれた式の値と一致するCASE項目に続くブロックを実行する。
 一致する項目がないと,CASE ELSE以降を実行する。

INPUT m
SELECT CASE m
CASE 1,3,5,7,8,10,12
   LET d=31
CASE 4,6,9,11
   LET d=30
CASE 2
   LET d=28
CASE ELSE
   PRINT "?"
END SELECT
PRINT d
END


 CASE行には,コンマで区切って複数の照合項目を書くことができる。
ただし,照合項目には定数しか書けない。
 範囲を示すのに
CASE 定数 TO 定数
のように書くこともできる。また,
 IS 比較演算子 定数
の形の照合項目も書ける。これらをコンマで区切って複数並べることもできる。

SELECT CASE 2*x-3
CASE 0 TO 2
   PRINT "y"
CASE IS <0, IS >2
   PRINT "n"
END SELECT

 照合項目は,上の行から順にテストされる。一旦,いずれかのCASE行の照合項目に一致すると,以後のCASE行はテストされない。
 CASE ELSEを省略すると,実行時に一致するCASE項目がないとき,EXTYPE=10004の例外が発生する。
 SELECT CASE行には,数値式,文字列式のいずれでも書ける。照合項目は,それに対応する定数でなければならない。