息抜きに

 投稿者:GAI  投稿日:2010年 7月20日(火)15時47分32秒
  プログラムとはまったく関係ないんですが、頭休めに次のトランプ遊び
についての構成の見事さを鑑賞して下さい。


大体人名は4文字か、苗字を入れると7文字であることが多いので
この性質を使ったトリック。

<相手が4文字(名前だけ、もしくは苗字を使う。)の場合>
1.52枚のデックから客に任意の9枚のカードを取り出させる。

2.9枚の中から客に1枚好きなカードを選ばせる。

3.残りのカード(8枚)を受け取り、適当にシャッフルしながら、左手に6枚
  カードをランさせてこの上に客のカードをのせてもらう。
  残りの2枚のカードをさらにこの上に重ねる。
  (客のカードはトップから3枚目に位置することになる。)

4.この9枚をよく混ぜていると見せかけて、
  次のシャッフルを4回繰り返す。(モンジュ・シャッフル)
  a:左手にパケットを持ち、トップカードを右手に渡す。
  b:次のカードを右手カードの上にのせる。
  c:次のカードは右手のカード(今2枚)のボトムにとる。
  d:次は右手パケットの上にのせる。
  e:以下左手のカードが無くなるまで、上、下交互にカードを
   渡していく。(これを1回とする。)
  *これが面倒と思えば省略しても差し支えない。

5.9枚選んだ残りのパケットをテーブルに裏向きでリボンスプレッド
  し、客に一枚のカードを選んで引いてもらう。

6.その選んだカードを表向きにしてお互い確認する。

7.そのカードの英語による綴りを基に、次の操作をしてもらう。
  <例>
   ダイアの7→seven of diamonds
      クラブのJ→jack of clubs
      ハートのQ→queen of hearts
      スペードのK→king of spades
     などなど

8.9枚のパケットを客に渡し、カードの数字に当たる綴りに
  対応する枚数を1枚ずつテーブルに積み重ねてもらう。
  (7なら5枚のカードを重ねることになる。)
  残りのカードはこれに重ねて、再び取り上げてもらっておく。

9."of"に当たる綴りとして、1枚ずつ2枚をテーブルに重ねる。
  残りのカードはこれに載せ、合わせたパケットを再び取り上げて
  もらう。

10.今度はマークに対応する綴りを基に、カードを重ねてもらい、
  その上に残りのカードを置いて、合わせたパケットを取り上げる。

11.最後に客の名前を聞き、あなたの名前には
   特別な力があるなどと口上しておく。
   これを基に4枚のカードをテーブルに重ねてもらう。
  (4枚に対応する方を使う。)
   残りのカードはこれにのせてもらう。

12.今までの経緯を説明する。
  *最初の9枚のカードは任意で選んだこと
  *客が選んだカードを自分で決定したこと
  *作業用の1枚のカードは、全くの偶然で決まったこと
  *客の名前をたまたま使ったこと

13.客に最初に選んだカードの名前を思い出してもらい
  ”せーの”の合図で声に出してカードを言ってもらう。
  これと同時に演者はパケットのトップにあるカードを
  テーブルに表向きにして出す。
  声とカードが一致している。
  客はしばらく ??? 状態が続く。



<名前が上手く4文字に対応しないが、苗字を入れると7文字である場合>
1.52枚から15枚を選ばせる。

2.15枚から客の好きなカード1枚を選ばせる。

3.このカードをトップから8枚目になるように、カードを戻させる。
  (左手に7枚ランして、この上に戻させる。)
    8枚目のカードの位置がずれないように、他のカードは適当に混ぜる。

4.残りのパケットから1枚のカードを引かせ、このカードの名前の
  英語での綴りを基に、客にそれに対応する枚数のカードを
  テーブルに重ねてもらう。(今度は綴りの合計で作業する。)
  <例>
   クラブのA→ace of clubs (計10枚:最短)
   ダイアの7→seven of diamonds(計15枚:最長)
  残ったカードはこの上に重ねてもらう。
  合わせたパケットを取り上げてもらう。

5.最後に客の名前を聞き、これに対応する7枚のカードを
  テーブルに重ねてもらう。
  残りのカードはこの上に載せる。

6.これまでを説明し、客に選んだカードの名前を声に出して言って
  もらう。
  これと同時に、パケットのトップカードを開ける。
 

戻る