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プログラムとはまったく関係ないんですが、頭休めに次のトランプ遊び
についての構成の見事さを鑑賞して下さい。
大体人名は4文字か、苗字を入れると7文字であることが多いので
この性質を使ったトリック。
<相手が4文字(名前だけ、もしくは苗字を使う。)の場合>
1.52枚のデックから客に任意の9枚のカードを取り出させる。
2.9枚の中から客に1枚好きなカードを選ばせる。
3.残りのカード(8枚)を受け取り、適当にシャッフルしながら、左手に6枚
カードをランさせてこの上に客のカードをのせてもらう。
残りの2枚のカードをさらにこの上に重ねる。
(客のカードはトップから3枚目に位置することになる。)
4.この9枚をよく混ぜていると見せかけて、
次のシャッフルを4回繰り返す。(モンジュ・シャッフル)
a:左手にパケットを持ち、トップカードを右手に渡す。
b:次のカードを右手カードの上にのせる。
c:次のカードは右手のカード(今2枚)のボトムにとる。
d:次は右手パケットの上にのせる。
e:以下左手のカードが無くなるまで、上、下交互にカードを
渡していく。(これを1回とする。)
*これが面倒と思えば省略しても差し支えない。
5.9枚選んだ残りのパケットをテーブルに裏向きでリボンスプレッド
し、客に一枚のカードを選んで引いてもらう。
6.その選んだカードを表向きにしてお互い確認する。
7.そのカードの英語による綴りを基に、次の操作をしてもらう。
<例>
ダイアの7→seven of diamonds
クラブのJ→jack of clubs
ハートのQ→queen of hearts
スペードのK→king of spades
などなど
8.9枚のパケットを客に渡し、カードの数字に当たる綴りに
対応する枚数を1枚ずつテーブルに積み重ねてもらう。
(7なら5枚のカードを重ねることになる。)
残りのカードはこれに重ねて、再び取り上げてもらっておく。
9."of"に当たる綴りとして、1枚ずつ2枚をテーブルに重ねる。
残りのカードはこれに載せ、合わせたパケットを再び取り上げて
もらう。
10.今度はマークに対応する綴りを基に、カードを重ねてもらい、
その上に残りのカードを置いて、合わせたパケットを取り上げる。
11.最後に客の名前を聞き、あなたの名前には
特別な力があるなどと口上しておく。
これを基に4枚のカードをテーブルに重ねてもらう。
(4枚に対応する方を使う。)
残りのカードはこれにのせてもらう。
12.今までの経緯を説明する。
*最初の9枚のカードは任意で選んだこと
*客が選んだカードを自分で決定したこと
*作業用の1枚のカードは、全くの偶然で決まったこと
*客の名前をたまたま使ったこと
13.客に最初に選んだカードの名前を思い出してもらい
”せーの”の合図で声に出してカードを言ってもらう。
これと同時に演者はパケットのトップにあるカードを
テーブルに表向きにして出す。
声とカードが一致している。
客はしばらく ??? 状態が続く。
<名前が上手く4文字に対応しないが、苗字を入れると7文字である場合>
1.52枚から15枚を選ばせる。
2.15枚から客の好きなカード1枚を選ばせる。
3.このカードをトップから8枚目になるように、カードを戻させる。
(左手に7枚ランして、この上に戻させる。)
8枚目のカードの位置がずれないように、他のカードは適当に混ぜる。
4.残りのパケットから1枚のカードを引かせ、このカードの名前の
英語での綴りを基に、客にそれに対応する枚数のカードを
テーブルに重ねてもらう。(今度は綴りの合計で作業する。)
<例>
クラブのA→ace of clubs (計10枚:最短)
ダイアの7→seven of diamonds(計15枚:最長)
残ったカードはこの上に重ねてもらう。
合わせたパケットを取り上げてもらう。
5.最後に客の名前を聞き、これに対応する7枚のカードを
テーブルに重ねてもらう。
残りのカードはこの上に載せる。
6.これまでを説明し、客に選んだカードの名前を声に出して言って
もらう。
これと同時に、パケットのトップカードを開ける。
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