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1:52枚のトランプを客に十分シャッフルしてもらい、大体三等分するように3つのパケットに分けてもらう。(パケットA、B,C)
2:客にA,もう一人の客にCパケットを渡し、再びシャッフルさせる。
演者はBパケットを取り上げ、シャッフルしている形でBパケットの枚数を数える。
(枚数は15~25枚位に収まる。この枚数をkとしておく。)
3:枚数を把握したら、Bパケットを客に渡し、それも十分にシャッフルさせる。
4:客にAパケットの任意の場所からカードを持ち上げてもらい(上パケットと呼ぶ。)
そのボトムにあるカードを見て覚えてもらい、この上パケットをBパケットの上に
載せてもらう。
更に、残りの下パケットもさらにその上に重ねる。
5:Cパケットも、任意位置でカットしたパケットをこれに重ね、更に残りのパケットも
上に載せてもらう。
6:一つに重なったデックを取り上げ、表面を上にして右手に持ち、先ほど数えたkに対し
k-15の枚数のカードを左手にランしてこの枚数のカードを右手デックの下へ移動させる。
引き続きフォールス・カット(カットするが、カードの順番は元と変わらぬ。)
(これにより、客が覚えたカードはボトムから16枚目に位置することになる。)
7:客にデックを大体二つに分けてもらう。
8:下パケットの方に客のカードはあるので、上パケットの方はテーブルから退ける。
(手を翳して、イメージを読み取る演技で取り除こう。)
9:残ったパケットで一枚ずつテーブルへカードを左右に配っていき、二つの山を作る。
(このとき、密かにこのパケットの枚数をカウントしておく。この枚数をnとする。)
二山の一方をテーブルから除き(この戦略は下の10:で解説)、残った山で同様に繰り返す。
10:nの数が
mod(n,4)≡0,1→グループA
mod(n,4)≡2,3→グループB
の違いにより、次の戦略をとる。
二つの山を作り一方を除ける時、最後にカードを配った方の山を取り除くを0
同じく、最後のカードを配った方の山を残すのを1
で表記しておくと
グループAは2回目だけが戦略1で他は戦略0で進む。
グループBはすべて戦略0で進む。
ただし残りのカードが2枚になったら、(下にある方が客のカード)
1枚ずつ客の左右の手にのせて、いずれか一方のカードを受け取る。
(これを最後のカードとするか、客の手に残ったのを最後のカードとするかはその時の判断で
処理する。マジシャンズ・チョイスの技で)
また残りが3枚なら客のカードは真ん中に位置するので、これもマジシャンズ・チョイスで
処理しても面白い。(任意の2枚を選ばせる。)
11:覚えたカードの名を発表してもらい、最後のカードを確認する。
*客がデックを二分するとき、枚数にばらつきが生じる(16~31枚まで通用)にも関わらず、広範に対応できる点が面白いと思う。
作って頂いた一覧表は、いろいろとこれから利用価値がありそうです。
いつもありがとうございます。
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