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ヨセフス問題(環状配列)でn=12(個)でのp(2<=p<=13)の変化を調べたら
最後に残る番号kの組合せが
(p,k);
(2,9)
(3,10)
(4,1)
(5,1)
(6,3)
(7,12)
(8,5)
(9,2)
(10,5)
(11,6)
(12,11)
(13,8)
となった。
そこで12枚を時計の文字版の位置に配置するようにして
文字盤の各時刻に次のカード(黒文字)を配置する。
1時:8か10
2時:
3時:6
4時:9
5時:4か5
6時:(将来客が選んだカードをこの位置に仕込む)
7時:
8時:3
9時:2
10時:13
11時:
12時:11
次に、空きの時刻の位置には、12時と6時を結ぶラインに対称に
黒色で置かれた数字と同じ数字の赤色カードを配置する。
即ち
1時:8か10
2時:⑬
3時:6
4時:9
5時:4か5
6時:(将来客が選んだカードをこの位置に仕込む)
7時:④か⑤
8時:3
9時:2
10時:13
11時:⑧か⑩
12時:11(⑪でもよい。)
○記号は赤色を示す。
こうすれば、黒色のカードがある位置からその数字で指定される取り方で時計回りに
カードを進めば6時位置のカードが最後に残り、
赤色のカードがあるところからは、反時計回りにカードをヨセフス方法で取り除いていくと
最後に6時位置のカードが最後に残る。
(開いたカードの次から数え始め、その数字に対応するカードを取り除く。)
この原理を利用すると
カード配列が例えば(覚えやすいように変化させた。)
④
3
⑥
13
⑧
11
の6枚をデックのトップ側に
$(ジョーカー)
8
⑬
6
③
4
の6枚をボトム側にセットした計53枚のトランプ一揃いを準備しておく。(○印は赤色)
1.ケースからデックを取り出し、トップ6枚、ボトム6枚が乱れない程度にリフルシャッフルする。
2.両手でデックを広げて、客に中程から一枚カード引かせて覚えて貰う。
3.カードをデックのトップに戻して貰い何回かカットする。(客にさせてもかまわない。)
4.デックを表向きに持ち、両手でファンに開いて行きジョーカーを探し出しこのカードが表向きでトップの位置になるようデックをカットし(右手に集まったパケットを左手のパケットの下へ入れることになる。)
テーブルにこのジョーカーを出す。
5.そのままデックを裏向きに持ち直す。(このとき上から6枚目に客のカードがある。)
上から一枚ずつ時計の文字盤の1時の位置に相当する配置から、12時までを配る。
6.6時のカード以外ならどのカードを選ばせても、そこで現れる数字に従って黒色なら
時計回りで、赤色なら反時計回りでカードを除いて行くと必ず最後に6時の位置のカード
が残り客が選んでいたカードが出現する。
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